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生えたての歯における虫歯リスクについて

  • コラム

皆さんこんにちは。
神戸市東灘区にある歯医者【タケモト歯科】です。

歯が新しく生えてきたばかりの状態では、むし歯になりやすいです。これには理由があり、またどの程度まで気をつけるべきかを理解しておくことが重要です。

生えて間もない乳歯・永久歯がむし歯になりやすい理由

新しく生えてきた乳歯や永久歯がむし歯になりやすいのは、歯の石灰化が進んでおらず、まだ十分に硬くなっていないからです。新しい永久歯のエナメル質を拡大して見ると、表面が粗いことがわかります。そのため、酸に弱く汚れがつきやすいのです。

また、乳歯から永久歯に生え替わっていく過程では、歯の大きさが不揃いで歯の間に隙間が多くなります。さらに、6歳臼歯は歯ブラシが届きにくい奥に生えており、溝も深いです。このような状況も、この時期にむし歯が増える理由の1つです。

乳歯はもともとむし歯になりやすい

乳歯は永久歯に比べて小さく、したがって歯の表面を覆うエナメル質の厚さも半分ほどしかありません。そのため、むし歯になるとエナメル質の下の象牙質に迅速に達しやすく、進行も速いのです。子供が自分で歯を磨いた後でも、大人が必ず仕上げ磨きを行い、磨き残しを防ぐことが重要です。

生えて2~4年は要注意!

新しく生えた歯のエナメル質が十分に硬くなるには、通常2~4年ほどかかります。この過程で、唾液や歯磨き剤に含まれるフッ素の助けを借りて、エナメル質は少しずつ硬くなっていくのです。要するに、最初の2~4年間は特に予防ケアに注力することが非常に重要です。毎日しっかりと歯を磨くことや、大人が仕上げ磨きを行うことはもちろん、定期的に歯科医院に通い、歯の健診やフッ素塗布、シーラントなどの予防ケアを受けることをおすすめします。

まとめ

今回は生えて間もない歯の虫歯リスクについてご紹介しました。
当院では、虫歯にならないために予防処置をしたり、お食事からアドバイスをしております。
神戸市東灘区でお子さまの歯科検診なら【タケモト歯科】までお越しください。

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